閲覧ありがとうございます。ふゆです。
中小企業診断士試験に無事合格された方、おめでとうございます!
実務ポイントの獲得の仕方について、経験や仲間、時間・コストの観点から効率の良い方法で実践した経験談をご紹介します。
記事のまとめ
この記事の結論は以下の通りです💡(経験談)
実務ポイントとは?
実務ポイントとは、実務補習や実務従事にて得られるポイントです。
中小企業診断士として活動するためには、実務ポイントを獲得し、診断士登録をする必要があります。
診断士登録するためには、中小企業診断士試験に合格後3年以内に実務ポイントを15ポイント取得する必要があります。
実務ポイントはどうやってもらえる?
実務ポイントのもらい方は複数あります。
私は下記3種類を全て経験し15ポイントを獲得しました。
それぞれについてご紹介します。
実務補習
概要
国の登録実務補習機関である中小企業診断協会が主催する実務補習です。
5日コースと15日コースがあり、1日あたり1ポイント獲得できます。
7~9月では5日コースが、2,3月では5日コースと15日コースが開催されます。
こちらは受講の枠が争奪戦のため、受付開始時刻にはPC前で申し込みをスタンバイしておくことをお勧めします。
仕事のスケジュールを確認し、何月の何日コースにするかは予め決めておく必要があります。
また、申し込みをしたかった日程が埋まってしまうことも考えられるため、第2候補くらいまで検討しておくと良いでしょう。
私が申し込んだときは、受付開始直後からどんどん枠が埋まっていき、15分後くらいには全て埋まっていました。
なので、本当は7月に受けたかったのですが、8月の枠となりました。
また、当時は申込受付の方法は(人数はかなり少ないですが)郵送受付もありましたが、現在はインターネットによる申込受付のみになっているようです。
また、東京と大阪地区ではキャンセル待ちも受け付けているようです。
金額としては60,000円(2回目以降の受講でテキストを持っている方は59,300円)です。
15ポイントを獲得するために3回受ける場合は約180,000円となり、なかなか高額です…。
実務補習は合格直後で未経験者が多いです。
そのため環境が似ている方と一緒に頑張る機会となるため、仲間意識が強まります。
私も実務補習のメンバーは今でもグループラインで連絡を取っています。
メリット
・診断士仲間ができやすい
・指導員が付く
・診断業務の基本を学べる
デメリット
・受講の枠が少ない
・長時間拘束される
・指導教官による指導の質や厳しさのばらつきがある
・金額が高い
・診断士仲間を作るなら実務補習がおすすめ
・金額は60,000円
・参加するためには実務補習の受付開始直後に申し込むべし
実務従事|企業主催編
概要
民間企業が開催している実務従事のプログラムです。
平日は企業で働いている方向けとして、週末のみの開催とし、仕事を休む必要がない案件も多くあります。
私は経営コンサルティング会社「株式会社コムラッドファームジャパン」さんの実務従事に参加しました。
決め手は
・口述試験対策を受けたため名前を知っていたこと
・オンライン参加可能
・1回の時間が短い
ことです。土日終日2人の子供を夫に預けるのはかなりハードルが高かったため、平日オンラインの案件を探しました。
実務補習のように一挙手一投足指導があるわけではありませんので、経験者向きだと感じました。
新米診断士の方は少なく、更新時の実務ポイントを獲得するために来ている人も多いようでした。
長年経験されている方の知見や、目の付け所、診断業務の進め方がとても参考になりました。
また、いわゆる「プロ」も多いため、忙しくてあまり作業をする時間がないという方は、負担を軽くしてもらえるかもしれません。
メリット
・会社を休まなくて良い日程が多い
・短時間で参加できる
・オンラインで参加できる
デメリット
・指導はあまり無い
・金額が高い
その他下記の企業でも実務従事事業を行っているようです。今後の更新時などに利用したいと思います。
企業名 | CFJ | アクセル パートナーズ | 清水トラスト コンサルティング | シュー・ツリー ・コンサルティング | |
金額① | 55,000 (6ポイント) | – | 47,000 (5ポイント) | 60,000 (5ポイント) | |
金額② | – | 68,000 (15ポイント) | 90,000 (15ポイント) | – | |
日数 /ポイント | 6日/ 6ポイント | 4日+課題11日分 /15ポイント | 5~15日 /5~15ポイント | 5日 /5ポイント | |
日程 | 平日夜 または土日祝 | 土日祝 10:00〜18:00 | 土日祝 8:35~11:40 | 土日祝 9:00〜17:00 | |
全日程 オンライン参加 | ○ (案件による) | × | ○ (案件による) | × |
※詳細は変わっている場合がありますのでHPをご確認ください
・本業が忙しい人におすすめ
・金額は実務補習と同じくらい(6万程度)
・人脈、仲間はあまり期待できない
実務従事|知り合いの社長編
概要
知り合いに社長さんがいる場合や、つなげてもらえる場合は、その企業で実務従事をさせてもらうこともできます。
私は中小企業を営む社長さんが知り合いにいたため、経営診断をさせてもらいました。
普段の仕事がコンサルティングでない場合、最初このパターンにしてしまうと、何をしていいのかわからない状況になってしまう可能性があります。
なので、協会の実務補習か企業の実務従事を経験してからにすることをおすすめします。
メリット
・自分のペースで進められる
・金額が安い
デメリット
・診断先と馴れ合いになりやすい
・診断先とのコネクションが必要
・指導員や頼れる存在がいない
・社長とのコネクションがあればおすすめ
・金額はお礼程度(人によります)
・全て自分主体で進める必要がある
まとめ
以下に上記3種類の実務ポイントの獲得の仕方についてまとめています。
協会の実務補習 | 民間企業の実務従事 (CFJの場合) | 知り合いの会社での 実務従事 | |
仲間づくり | ◎ | △ | × |
指導の有無 | ◎~○ | ○ | × |
拘束時間の長さ | × | △ | ○ |
金額 | 高 | 中~高 | 低 |
参加容易度 | △ | ◎ | × |
私の場合は
・実務補習を1度は受けて要領を学びつつ、仲間を作りたい
・子どもがいるため短時間の方が好ましい
・費用はなるべく抑えたい
という条件で、
①実務補習→②知り合いの企業の実務従事→③企業の実務従事 としました。
みなさんも仕事と家庭の状況やかかる費用から、自分に適した実務ポイントの獲得の方法を検討してみてください。
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