閲覧ありがとうございます😊ふゆです。
賛否両論はありますが、最近は育休(育業?)中のリスキリングが注目を集めています。
この言葉が流行りだす前にはなりますが、私は妊娠・出産・育児のライフイベントと重なりながら、育休中にリスキリングとして中小企業診断士資格試験の学習をしていました。
この記事では、中小企業診断士試験を受けたきっかけや試験の概要について書いています。
中小企業診断士試験はストレート合格の方も多いです。
私は多年度受験となりましたが、自分なりに戦略を立てて努力した結果が出たと感じています。
試験期間に妊娠・出産、0歳児の育児といったライフイベントを間に挟んでいます。
まとまった時間が取れない環境下での学習スケジュールの立て方や、モチベーションの保ち方、育児との両立について書いていけたらと思います😊
この記事で皆様の応援が出来たら、そして皆様に何か気づきがあったらうれしいです。
中小企業診断士試験 受験のきっかけ
私は元々資格や検定試験を受験するのが好きでした。
これまで色々なものにチャレンジしてきましたが、いまいち今の仕事に生かしきれず。
であれば、仕事に生かせるのではなく、仕事になる資格はないか?と考え、面白そう!と見つけたのが中小企業診断士の資格。
独占業務がある弁護士や行政書士、司法書士なども頭をよぎりましたが企業勤めしながらの合格はかなりハードルが高そうだったのと、そこまで内容に興味が持てなかったため選びませんでした。
巷では足の裏の米粒と揶揄されることもありますが、使い方はその人次第とのこと。
とりあえず、取ってみてから考えるか!程度の軽い気持ちで勉強を始めました。
中小企業診断士とは?
企業経営に関する知識全般を学ぶことで得られる、経営コンサルタントの国家資格です。
また、経営に関する唯一の資格です。
そして、ビジネスパーソンが新たに取得したい資格の第1位(日経新聞調べ)を獲得するほどの人気の資格です。
現在日本では27000人が登録しているとのことですが、私の様に合格しただけで実務補修を行っていない(※後述)人や、合格しているけど休止している人もいるため、実際にはもっと合格者は多いと思われます。
女性の割合は?
2次試験の女性の合格者は全体の7.8%と、とても少ないです。
このことについて少し考察してみます。
まずこちらが令和4年度の1次試験の合格率です。
申込者数が女性は全体の約10%と低い状況です。そして合格率も低くなっています。
次にこちらが令和4年度の2次試験の合格率です。
申込者数は全体の6.8%と1次試験よりさらに低いですが(1次試験の合格率も低いので仕方ない)、2次試験だけ見ると女性の方が合格率は高いです。
男性の受験者が多い理由についてです。
銀行など企業によっては上級管理職に就くための条件として中小企業診断士試験合格を課していることもあるらしく、理由の1つだと思われます。
管理職の割合が男性の方が多いことから、男性の受験者数が増えるのも納得です。
その他、独立を目指す人の割合も男性が多いなど様々な要因は考えられます。
1次試験は暗記がメインだから、働きながらでも科目合格を使えばなんとかなるかも。
2次試験は女性の方が合格率が高い(年がある)。
そして、もしかしたら女性の中小企業診断士は希少価値が高いのでは!?
と考え、女性の皆さんも臆せずに、受験してみましょう。
中小企業診断士試験の概要は?
中小企業診断士の資格を取得するには、1次試験(マークシート方式)と2次試験(筆記・口述)の2つの試験に合格する必要があります。
1次試験
1次試験は下記の7科目から成ります。全てマークシート方式です。
A.経済学・経済政策 60分
B.財務・会計 60分
C.企業経営理論 90分
D. 運営管理 90分
E. 経営法務 60分
F. 経営情報システム 60分
G. 中小企業経営・中小企業政策 90分
これらの科目を2日間かけて受験します。
配点は全て100点で、7科目合計で420点以上で合格です。
平均すると1科目60点なので、60点を目指して学習していくことになります。
ただし、40点を下回る教科がある場合、どんなに合計点が高くてもその年は不合格です。
☆科目合格について
7科目あるので、1年で全科目に合格するのは難しく(もちろんできる人もいます)、特に働きながらの合格を目指す場合は、この科目合格の制度を使うことになる人も多いと思います。
(例)
1年目は4科目のみ勉強し、3科目合格
翌年残りの3科目と、落ちた1科目を勉強し、合計で7科目全て合格
といった形です。
注意点は、科目合格して翌年以降受験しない場合、その科目は60点として合計の点数に加算されます。
つまり、苦手科目ばかり残してしまうと、得意科目でカバーできなくなるということです。
その場合、合格した得意科目を翌年以降も受けることをお勧めします。
また、科目合格は3年間有効です。
2次試験
<筆記試験>
2次試験は下記の4科目から成ります。
【事例Ⅰ】組織・人事
【事例Ⅱ】マーケティング・流通
【事例Ⅲ】生産・技術
【事例Ⅳ】財務・会計
記述式の試験で、試験日は1日、各科目80分です。
こちらも合計240点以上で合格となります。
1次試験と同じく、1科目でも40点を下回ると不合格です。
<口述試験>
筆記試験の合格者のみ、口述試験に進めます。
口述試験はしっかりと受け答えが出来れば、ほぼ確実に合格できるようです。
データを見ると、毎年1~3人ほどは不合格になっているようですが、体調不良で受けられなかったり、試験監督とケンカになってしまったり(そんなことあるの…?)と、特殊なパターンのようです。なので、2次試験は筆記試験に合格するのが目標です。
合格に至るまでの結果
私の受験科目と、合格までの試験結果は下記の通りです。
受験回数は4回に渡りました。
2020年は妊娠中、2021年は出産と育児が重なっていました。
ですが、結果だけ見ると、妊娠中・育児中の方が良い結果が出てます。
(通常の時にもっと頑張れという話はあります…😂)
多年度受験生となりましたが、あきらめずに挑戦し続けてよかったです。
育休中の勉強方法についてはこちらの記事も参考にしていただけたらと思います。
まとめ
女性の中小企業診断士合格者の割合は6.8%と少ないですが、合格率が低いわけではありません。
なので、もし興味を持ったらチャレンジしてみることをお勧めします。
また、妊娠・出産を控えていても、スケジュール管理が出来て、高いモチベーションがあれば合格は可能です。(むしろ育休中は使える時間は多いかも!)
合格まで長丁場になる可能性もありますが、取得後は独立も現実的になります。
会社員生活の現状を変えたい人、スキルアップしたい人、是非合格を目指してみてください。
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